見習い彫り師必見|タトゥーニードルの種類と解説
はじめに
こんにちは、CGHのオーナーです。今回は刺青についての記事です。タトゥーニードルについての話をします。
タトゥーのクオリティを左右する要素は数多くありますが、その中でも特に重要なのが「ニードル(針)」と「タトゥーマシン」です。どんなに優れたデザイン力やセンスがあっても、道具の特性を理解していなければ、線はブレ、色は定着せず、肌へのダメージも大きくなってしまいます。逆に言えば、ニードルとマシンの違いを正しく理解することで、施術の安定感や仕上がりは大きく向上します。
本記事では、タトゥーニードルの種類と特徴を詳しく解説するとともに、コイルマシンとペン型マシンの違いについても触れ、これからタトゥーを学ぶ人から中級者まで役立つ内容を約4500文字でまとめています。
タトゥーニードルの基本構造
タトゥーニードルは、極細の針を複数本束ねた消耗品です。ニードルは以下の要素によって分類されます。
- 針の本数(1本〜数十本)
- 配置方法(円形・直線・二列など)
- ゲージ(太さ)(#8 / #10 / #12など)
- テーパー(先端の長さ)(ショート・ロング)
以下の画像を参考にしてみてください

これらの組み合わせによって、線用、影用、カラー用と明確に役割が分かれます。
ライナーニードル(RL:Round Liner)
ライナーニードルは、アウトライン(輪郭線)を引くためのニードルです。針が円形に密集して配置されており、インクを一点に集中させることで、シャープで安定した線を描くことができます。
- 1RL / 3RL:極細ライン、細かい文字やディテール向き
- 5RL / 7RL:汎用性が高く初心者にも扱いやすい
- 9RL以上:太く力強いライン、トラディショナル系に多用
線ブレを防ぐためには、ニードルだけでなくマシンの安定性も重要になります。
ラウンドシェーダー(RS:Round Shader)
ラウンドシェーダーは、ライナーと同じ円形配置ですが、針と針の間隔が広めに取られています。そのため、線というよりは「影」「ぼかし」「軽い塗り」に適しています。
小さなデザインの影付けや、ライナーほど強く入れたくない部分に使用されることが多く、細かいグラデーション表現に向いています。
フラットニードル(F:Flat)
フラットニードルは、針が一直線に並んだ形状をしています。一度に多くのインクを入れられるため、濃い影やエッジの効いたラインを表現できます。
ただし、角度や圧を誤ると肌を削りやすいため、ある程度経験がある施術者向けのニードルといえます。
マグナムニードル(M1 / M2)
マグナムニードルは、広い面積を効率よく塗るためのニードルです。針が2列に並んでおり、カラータトゥーや大きなシェーディングに欠かせません。
- M1(スタンダードマグナム):均一な塗りに向く
- M2(ダブルスタック):密度が高く、しっかり色を入れたい場合に使用
カーブドマグナム(CM / RM)
カーブドマグナムは、マグナムニードルの先端が緩やかなカーブ状になっているタイプです。肌への接地面が均一になりやすく、ムラが出にくいのが特徴です。
リアルタトゥー、ポートレート、滑らかなグラデーションを必要とする作品で多用されます。
ゲージとテーパーの違い
- #12ゲージ:インク量が多く、太い線やカラー向き
- #10ゲージ:バランスが良く万能
- #8ゲージ:繊細な表現、細かいライン向き
テーパーが長いほど針先が鋭くなり、柔らかいタッチで細かい表現が可能になります。これらの数字はとても重要であり、これを知らずに彫り師をしようなんてまったくもって意味不明です。
タトゥーマシンの種類
ニードルの性能を最大限に引き出すには、マシン選びも重要です。現在主流なのは「コイルマシン」と「ペン型マシン」です。
コイルマシンの特徴
コイルマシンは、電磁コイルの力でニードルを上下させる伝統的なタトゥーマシンです。
メリット
- パワーが強く、ラインが入りやすい
- 打感がはっきりしている
- トラディショナルや太線に向いている
デメリット
- 音と振動が大きい
- 重く、長時間施術は疲れやすい
- セッティングに知識が必要
ペン型(ロータリー)マシンの特徴
ペン型マシンは、モーターでニードルを駆動するタイプで、現在主流になりつつあります。
メリット
- 軽量で扱いやすい
- 振動や音が少ない
- カートリッジニードル対応
- 初心者でも安定しやすい
デメリット
- コイルに比べると打感が弱い
- マシンごとの個性が少ない
ニードルとマシンの相性
例えば、太いライナー+コイルマシンは強い線が入りやすく、カーブドマグナム+ペン型マシンは滑らかなグラデーションに向いています。デザインやスタイルに合わせて、ニードルとマシンを組み合わせることが重要です。




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